今年は例年よりも大分早く梅雨に入ってしまいました。梅雨に入ってからはずっと雨で気持ちがなえてしまいますね。
そして、梅雨だとなかなかキャンプに足が向かないですね。
真のキャンパーなら雨であってもキャンプに行くでしょう!!という意見もあるとは思いますが、私は撤収がどうしても億劫でつい敬遠してしまいます。
それであれば、梅雨明けのキャンプ向けて、新しいテントを検討してはいかがでしょうか。
ということで、今回は、今大人気のワンポールテントに焦点を絞ってご紹介していきます。
ワンポールテントの選び方のポイント
ワンポールテントに限りませんが、テントを検討する際のポイントとして、以下のような項目があります。
- サイズ
- テントの素材
- インナーテントの有無
- スカートの有無
- 薪ストーブインストールの可否
それぞれの項目について見ていきましょう。今回はワンポールテントを検討することを焦点に当て考察していきます。
サイズ
テントを選ぶ上で一番重要な項目で、テントをどういった使い方をするかで選ぶサイズは変わってくると思います。
テントでは寝るだけ!!というのであれば、横幅、高さにこだわる必要はないかもしれません。
ただし、夜にテント内にキャンプギアをしまったり、テント内で料理をしたいというのであれば、若干大きめのサイズを選んだ方が良いと思います。
私の感覚になってしまいますが、横幅が300cmを超えてくるとテント内にゆとりができ、作業等がしやすくなってくるかなという印象です。
なお、横幅が240cm程度の大きさだと、寝る時にワンポールテントの構造上テントの幕が顔の近くにあり、圧迫感が出てくるかと思います。背の高い人だと寝袋がテントの幕に干渉してしまい、結露を直に受けてしまう恐れもありますね。
また、コットを利用している場合であれば、HIGH(高い)状態で使用すると、寝袋がテントの幕に干渉してしまうので注意が必要です。
高さについては、200cm程度あればテント内で腰をかがめずに立つことができるため、テント内での作業もしやすくなります。
テント内でどういった作業をするか想定して、サイズを検討してみてはいかがでしょうか。
テントの素材
テントの素材では、ワンポールであればポリエステルかポリコットンが多く使用されています。
ポリエステル
ポリエステルは最もスタンダードな素材で、コストや軽量性、強度などのバランスに優れており、その他の素材の中では最も吸水性が低いので濡れた際にも重さがあまり変わりません。
ただし、熱や火の粉に弱いため、テントの近くで焚火をしたりすると、溶けてしまい穴が開きやすいです。そのため、焚火をする際は風の向きや距離を考慮した方が良いですね。
また、ポリエステルは外気の影響を受けやすいため、冬場であれば寒く、夏場であれば暑いといったデメリットもあります。そのため、冬場は結露が発生しやすくなっています。
ポリエステルは、ポリウレタンなどをコーティングすることで防水性を持たせているので、防水性の高いテントが多いです。
ポリコットン
ポリエステルとコットン(綿)を混ぜた素材で、T/Cとも表示されています。
コットンはTシャツなどにも使われている綿で、化学繊維にはないナチュラルな風合いがあります。また、空気が通る隙間があるため結露しにくく、燃えにくいといったメリットがあります。
ポリコットンは、コットンのメリットを保ったまま軽量で扱いやすくした生地で、ポリエステルにされているポリウレタンなどのコーティングがされていないものが多いです。
重量についてはポリエステルと比べて重くなっていて、水分を含むとさらに重量が増し、乾きにくいといったデメリットもあります。
雨が降った後に乾かないまま片づけてしまうと、カビが発生してしまう恐れがあるので、必ず乾いた状態で保管しておく必要があります。
メリットとしては、ポリエステルよりも火には強く、テントの近くで焚火をしても穴が開きづらくなっています。
※とはいっても、穴が開かない訳ではないので注意は必要です。
テントに穴が開くと、それはそれはショックです。^^;
インナーテントの有無
ワンポールテントにはインナーテントが設定されていないモデルも存在しています。
インナーテントが設定されていない場合、夏場であれば蚊や虫の影響をモロに受けてしまいます。
蚊対策であれば虫よけスプレーや、蚊取り線香で対応ができるのですが、虫が嫌いな人は蚊帳や、テント内に一人用のテントを配置する、カンガルースタイルで対応する必要が出てきます。
なお、冬場であれば蚊や虫は出ないので良いのですが、インナーテントがあった方が結露対策には良いですね。
私はインナーテントの設定がないワンポールテントを使用していますが、冬場は特に問題はありませんでした。大きめのテントで、ポリコットンのテントを使用していることもあり、結露は気になりませんでした。
ただ、夏場は虫対策のため蚊帳か、小さめの一人用のテントでカンガルースタイルにするか迷っています。
スカートの有無
スカートとは、テントの裾にひらひらが付いているものを指しています。スカートがあることにより風や雨の侵入を防いだり、虫の侵入を防ぐなどの効果があります。
冬のキャンプでも利用するのであれば、スカートが付いているテントを選択した方が良いです。冬場であれば、冷気の侵入を防いでくれる効果もあるので非常に重宝します。
スカートが設定されているテントによっては、スカートをまくり上げて固定しておくことが可能なモデルもあります。そうした場合は夏場でもまくり上げておくことで、テント内の蒸れを抑えることができますね。
デメリットとしては、地面と接しているので、まくり上げると水滴がびっちりです。そのため、テントを片づける前には乾かしておく必要があります。
薪ストーブインストールの可否
薪ストーブはロマンですよね。極寒の冬キャンプを乗り切るための必要なギアの一つです。
そんな薪ストーブをテント内で使用するには、テントの素材とテントの構造を考慮する必要があります。
素材の項目でも記載しましたが、ポリエステルは熱に弱く、ポリコットンは熱に強い素材になっています。
薪ストーブは熱を多く発生しますので、ポリエステルのテントで使用すると溶けてしまい、穴が開いてしまう恐れがあります。
ポリコットンでも穴が開かないわけではないのですが、薪ストーブの煙突の処理の仕方により溶けにくくすることは可能です。
そのため、薪ストーブを使用する前提であれば、ポリコットンや、コットンを選択した方が良いかと思います。
また、テントの構造によっても、薪ストーブのインストールし易さが変わってきます。
イメージキャプチャのように、薪ストーブの煙突を出せるようになっているテントもあるので、そうしたテントであれば、容易に薪ストーブをテント内で利用することが可能になっています。
ただし、煙突を出すところがないテントの方が多いため、そういった場合はテントの出入口から煙突を出してあげる必要があります。
テントの出入口から煙突を出す場合、出入口が2ヶ所あるか、出入口がダブルジッパー(上からも下からも開け閉めが可能になっている)になっているか等の確認が必要です。
テントの構造についてはテント毎に確認して検討した方が良いですね。購入後に煙突の処理ができないことが分かると悲惨です^^;
煙突の処理がどうしてもできない場合はアタッチメントを別途購入して、テントに穴を開けて処理をする方法もあります。
ただ、テントに穴を開けるのは勇気が必要になりますね。
なお、テント内で薪ストーブを使用すると一酸化炭素中毒の恐れがあるため、換気をしつつ、かつ、一酸化炭素チェッカーを設置しておく等の対策を必ずしてくださいね。
ポイントは目的を明確に!!
いかがだったでしょうか。
近年、ワンポールテントが大人気で一気に種類が豊富になってきました。その分、選択肢が多くて迷ってしまいますね。
キャンプの目的によっても選ぶテントも違ってくるので、ワンポールテントにターゲットを絞った検討項目をピックアップして紹介させていただきました。
キャンプライフを楽しくするテント選びの参考になれば幸いです。
それではキャンプを楽しみましょう!!
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