キャンプなどのアウトドアレジャーに欠かせないシュラフですが、形状や素材、適応温度等いろいろな種類があってどれを選択するか迷ってしまいますよね。
今回はシュラフの種類と選び方について記事を書いてみました。
それではシュラフの選び方について見ていきましょう。
シュラフ選びの重要性
シュラフはテント泊をするキャンプでは必須ギアの一つです。
どんなシュラフを使うかで睡眠にも大きく影響し、季節や環境に合っていないシュラフを使用すると十分な睡眠をとることができず、せっかくのキャンプが台無しになってしまいます。
夏場であれば暑くて眠れない、冬場であれば寒くて眠れない。
そんなことになってしまうと目も当てられませんね。
そのため、キャンプに行く季節や場所によりシュラフを選択する必要があります。
それではどんなシュラフを選ぶのが良いのでしょうか。
シュラフには種類も2種類あり、素材によっても特性が違います。
また、シュラフ毎に快適温度の設定がされていますので、以下でポイントとなる項目を紹介していきます。
シュラフの種類と機能性
シュラフを選ぶ上でポイントとなる項目が3つあります。
- シュラフのタイプ
- 中綿の種類
- 対応温度
シュラフのタイプ
封筒型
封筒型はその名の通り長方形の形をしているシュラフです。
中がゆったりとしているため、窮屈感がありません。
以下で紹介するマミー型だとどうしても窮屈感があり、初心者の方は封筒型の方が寝やすいかと思います。
価格は、安いものであれば1000円程度のものもあるので、初めに道具をそろえる場合に出費を抑えるのも良いかもしれません。
マミー型
ミノ虫のような形状のシュラフです。
シュラフのイメージをこのタイプで持っている人も多いかもしれません。
身体にフィットするので保温効果が高くなっていますが、身体にフィットする分窮屈感があるため、最初のうちはどうしても寝づらいかもしれません。
収納するとコンパクトになるため、荷物を少しでも減らしたいツーリングや登山等に向いています。
中綿の種類
中綿の種類には、化学繊維とダウンの2タイプあります。
化学繊維
洗濯可能で濡れに強く、価格もダウンに比べリーズナブルです。
しかし、ダウンよりもかさ張るのが難点です。また、保温性はダウンよりも劣っています。
ダウン
化学繊維の約半分という軽さで、ダウン独特のフワフワとした肌触りで寝ごこちも良いです。
デメリットは、濡れに弱いのと保管に気をつけないとカビの恐れがあります。
ダウン用の選択洗剤もあるため、汚れが気になってきたタイミングで洗濯することも可能です。
最近は1万円を切る安価なタイプのダウンシュラフも出てきているため、予算に応じて選択すると良いと思います。
対応温度
シュラフには、3シーズン用、冬用、など種類が分かれていますが、どの寝袋・シュラフにも、対応温度が表示されており、どれくらいの気温下での使用に向いているか示してくれています。
多くの寝袋が同一の規格にのっとって、快適温度(コンフォート)、下限温度(リミット)、限界温度(エクストリーム)3つの温度を表示しています。それぞれ意味は下記の通りです。
- 快適温度(コンフォート)：一般的な成人女性が寒さを感じることなくリラックスして眠れる温度。
- 下限温度(リミット)：一般的な成人男性が寝袋の中で丸くなり、8時間睡眠できる温度。
- 限界温度(エクストリーム)：一般的な女性が寝袋の中でひざを抱えるほど丸くなった状態で6時間までなら耐えられる温度。
快適・耐久温度が記載されている場合は、「記載温度＋5度」を目安に選ぶと、凍えることはあまりないでしょう。しかし、キャンプをする場所は、山や高地にあることが多く、冬場でなくてもかなり気温が下がります。快適なキャンプライフを送るためにも、しっかり快適・耐久温度を確認してから購入しましょう。
快適さをアップさせるには
シュラフだけではなく、睡眠を快適にするギアも合わせて紹介しておきますのでご参考にしてください。
インナーシュラフ
インナーシュラフはシュラフの中で使用するシュラフで、シュラフを2枚重ねするイメージです。
例えばダウンシュラフの場合、表面がナイロンなため夏場だと汗ばんだ肌にベタベタと張り付いてしまいます。
そうした場合、シルク等の肌触りの良いインナーシュラフを使用することで、快適な肌触りとなり睡眠向上が期待できます。
また、冬場であればコットンやフリース素材のインナーシュラフを使用することにより、保湿性や保温性が格段に上がり、心地良い睡眠をとることができるようになります。
シュラフカバー
シュラフカバーはシュラフを覆うカバーのことです。
シュラフに水滴がつくと機能が損なわれ保温性が落ちてしまうため、テント内の結露等から水滴から守る役割をします。
また、シュラフとカバーの間にも空気の層ができるため、保温効果も期待できます。
自分に合ったシュラフを見つけよう！
いかがだったでしょうか。
これからキャンプに行くことを考えて、どんな季節にどこのキャンプ場に行くか等を踏まえてシュラフ選びの参考にしていただければ幸いです。
それではキャンプを楽しみましょう！！
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