テントの選び方は、参加人数や予算、あなたのキャンプスタイルをイメージすることが重要で、そのうえでどのような種類のテントがあるのかを知っておくことが大切です。
いくつかポイントとなる項目を記載しましたので、自分のスタイルに合ったテントを想像することで、あなたにぴったりなテントが見つかるはずです。
それではテントの選び方について見ていきましょう。
テントの構造と選び方
テントを選ぶ上で構造により以下の2種類のテントに分けられます。
- シングルウォールテント :壁が一枚で構成されているテント
- ダブルウォールテント :壁が二枚で構成されているテント
どちらにもメリットデメリットがあるため、一概にどちらが良いとは言えません。
シングルウォールテント
シングルウォールテントは生地が一枚で構成されているテントとなります。
構造が簡単なため、設営が簡単で軽量化されているのでツーリング等には適しています。
ただし、構造上一枚のシートのみで形成されているため結露しやすいといったデメリットがあります。
また、前室と呼ばれる、荷物が置けたり日除けになったりする便利なスペースもありません。
野外フェスやバーベキューなど、キャンプと言っても悪天候の中で宿泊する可能性が少ないシーンでは初心者におすすめと言えますが、しっかりと一泊する必要のあるキャンプの場合は不向きと言えます。
- メリット:設営が簡単、軽量
- デメリット:結露が発生しやすい、前室がない
ダブルウォールテント
ダブルウォールテントはインナーテントと呼ばれる室内と、それを覆うようにして被せるフライシートを組み合わせて使うテントで、雨風をしのぐだけでなく通気性にも優れており、結露が発生しにくい構造になっています。
登山用のテントからファミリーキャンプ用のテントまで幅広く使われていて、キャンプ初心者であればとりあえずダブルウォールテントの中から選んでおけば間違いありません。
大きめのフライシートを搭載したテントであれば前室のあるテントもあり、荷物を置くスペースにしたり大きいものだとリビングのように使用できるテントもあります。
- メリット:結露しにくい、前室がある
- デメリット:インナーテントがあるため容量が大きい、シングルウォールテントよりも設営が大変
テントの形状と選び方
ドーム型
テントの中でも最も定番となる形状として使用されるのがドーム型、初めてのテントを選ぶとするなら最も無難です。ただし、他の形状より劣っているというわけではありません。
設営も簡単で、2本のポールをクロスさせてテントを持ち上げる単純な仕組みが多いため、1人で10~15分程度あれば十分組み立てが可能です。
価格も1万円を切るモデルも多くあり、キャンプ初心者がテント選びに迷った場合は、とりあえずドーム型のテントを買っておけば間違いありません。
私も一番初めに購入したタイプはドーム型のテントでした。
ドーム型テントの選び方についてはこちらの記事をご参考にして下さい。
ロッジ型
ロッジ型テントとは、その名の通り山小屋のような形をしたテントのことです。
レトロ感たっぷりのロッジテントは、他のテントと比べると広々とスペースを確保できるため、グループ・ファミリーキャンプでも人気があります。
大家族や大人数でキャンプしたいという方にはロッジ型テントがおすすめです。
サイズが大きい分重量も大きくなり、設営するスペースもある程度の広さがないといけません。
ただし、サイズが大きいですが設営はそこまで大変ではなく、1人でも設営することは可能となっています。
価格についてはモデルにもよりますが高価な印象があり、安くとも3万円位からでしょうか。
物によっては20~30万円するモデルもあります。
その分おしゃれでインスタ映えすることは間違いないので、キャンプが楽しくなるテントになっています。
ツールーム型(ロッジドーム型)
ツールームというネーミング通り、1つのテント内に2部屋設けることができるテントのことです。
1部屋をリビングルームに、もう1つを寝室にするのがスタンダードな使い方になります。
一般的なドーム型のテント比べ、人が立てる高さのモデルが多くラインナップされています。
ただし、テントを構成する部品が多く構造も複雑なため、設営には2人以上で行ったほうが良いかと思います。
また、価格についてもドーム型テントに比べて割高になります。
ワンポール型(モノポール型・ティピー型)
ワンポールテントとは、中央に1本のポールを立てた円錐型のテントのことです。
アメリカの先住民が住居として使っていたテントに由来するもので、ティピーテント、モノポールテントとも呼ばれています。
ワンポールテントは、周辺にペグを打ち、中心に1本のポールを立てるだけのシンプルな構造になっているため、設営を簡単に行うことができます。
サイズも1人用から10人用といった大型のモデルも販売されているため、自分のスタイルに合ったサイズのテントを選択することが可能です。
また、価格も1人用であれば1万円前後からあり、多くの種類のモデルが出ているため選択もしやすいテントになります。
私はドーム型テントの後にワンポールテントを購入したのですが、設営と撤収が簡単でびっくりしました。
モデルにもよりますが、ドーム型よりワンポールテントの方が高さがある印象です。
そのため、テント内での着替えや作業が楽に行えるかと思います。
ワンポールテントの選び方については、こちらの記事をご参考にして下さい。
最後に
テントと言ってもいくつか種類があり、冒頭でも記載していますが、キャンプの参加人数、予算、自分のスタイルによって選択するテントが変わってくると思います。
テントのタイプが決まったら、今度はそのタイプのテントもモデルをいろいろ見てみてください。
そうすることで目的のテントが見つかると思います。
いかがだったでしょうか。お目当てのテントのタイプはイメージできましたか。
テントを選ぶ際に少しでもご参考になれば幸いです。
それではキャンプを楽しみましょう!!
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