キャンプギアの要となるテント、いろいろな種類のタイプがありますよね。
色々な種類の中で、ドームテント型は組立も簡単で、骨組みもしっかりした構造になっています。また、全体的に丸みを帯びている形のため、風にも強いテントになっています。
また、どんなキャンプスタイルでも合うこということもあり、初心者から上級者のキャンパーに使用されているテントです。
ただし、その分テントの種類も豊富にあり、選ぶ際にはどのテントにして良いか迷ってしまいますね。
今回はソロで使用するドーム型テントに焦点を絞って、テントを選ぶ際のポイントについてお伝えいたします。
この記事を読み終わった頃には、どんなテントを選ぶかのイメージができているはず!!
それでは解説していきましょう。
テント選びのポイント
ドーム型テントを検討する際のポイントとしては、以下のような項目があります。
- サイズ
- シングルウォール or ダブルウォール
- 前室の有無
- スカートの有無
- 収納時の大きさ、重さ
それぞれの項目について見ていきましょう。今回はドーム型テントを検討することを焦点に当て考察していきます。
サイズ
テントを選ぶ上で一番重要な項目になります。テントをどういったシチュエーションで利用するかにより、選ぶサイズは変わってくると思います。
テントでは寝るだけ!!というのであれば、横幅、高さにはこだわる必要はないかもしれません。
ただし、夜にテント内にキャンプギアをしまったり、テント内で料理をしたいというのであれば、若干大きめのサイズを選んだ方が良いと思います。
私の感覚になってしまいますが、横幅が180cm位あると、夜に荷物を全てテント内にしまえて、簡単な料理をするスペースが確保できるかなと思います。
また、高さについてはテントによっては170cmを越えるものもあります。腰をかがめずテント内で作業をしたいのであれば、できるだけ高さのあるテントを選んでおきたいですね。
ただ、テントが高くなる分、幅も大きくなってしまうので、バランスの取れるサイズを検討したいところです。
テント内でどういった作業をするか想定して、サイズを検討してみてはいかがでしょうか。
シングルウォール or ダブルウォール
テントにはシングルウォールとダブルウォールというタイプがあり、どちらのタイプも一長一短があります。
シングルウォールテント
シングルウォールテントは生地が一枚で構成されているテントとなります。
構造が簡単なため、設営が簡単で軽量化されているのでツーリング等に適しています。ただし、構造上一枚のシートのみで形成されているため、結露しやすいといったデメリットがあります。
また、前室と呼ばれる、荷物が置けたり日除けになったりする便利なスペースがありません。
※前室に関しては後述します。
野外フェスやバーベキューなど、キャンプと言っても悪天候の中で宿泊する可能性が少ないシーンではおすすめと言えますが、しっかりと一泊する必要のあるキャンプでは不向きと言えます。
【メリット】
設営が簡単、軽量
【デメリット】
結露が発生しやすい、前室がない
ダブルウォールテント
ダブルウォールテントはインナーテントと呼ばれる室内と、それを覆うようにして被せるフライシートを組み合わせて使うテントです。
雨風をしのぐだけでなく通気性にも優れており、結露が発生しにくい構造になっています。
ダブルウォールテントは登山用のテントからファミリーキャンプ用のテントまで幅広く使われています。
シングルウォールテントとダブルウォールテント、どちらを選択して良いか分からない場合は、ダブルウォールテントを選んでおけば間違いないでしょう。
【メリット】
結露しにくい、前室がある
【デメリット】
インナーテントがあるため収納時の容量が大きい
シングルウォールテントよりも設営が大変
前室の有無
前室とは、ダブルウォールテントの、インナーシートとフライシートの間にあるスペースで、荷物が置けたり日除けになったりする便利なスペースです。
前室の利用方法は様々ですが、例えば、テント内に持ち込みたくない汚れもを置いておいたり、本格的な調理をするための広めのスペースとしても利用することができます。
私としては、できれば靴を脱いだ時に置いておけるスペース位の前室は欲しいところです。
また、雨が降った場合には前室があることで、テント内への雨の吹き込みが軽減されるといった効果も期待できます。そのため、テント内の換気が必要になった時には前室があると重宝します。
ただし、前室がなければタープを張って対応しても良いかもしれません。タープを張ればいかようにでもなるため、必ずしも広い前室が必要という訳ではありません。
タープを張って広めの前室とすれば、見た目も良し、実用的でもあるのでそれも良いですね。
また、タープであればバリエーションも多様にあるため、設営する楽しみが増えるかもしれません。
テント+広めの前室としたり、テント+タープとしたり、自身のキャンプスタイルに合わせて検討していただければ良いと思います。
スカートの有無
スカートとは、テントの裾にひらひらが付いているものを指しています。スカートがあることにより風や雨の侵入を防いだり、虫の侵入を防ぐなどの効果があります。
冬のキャンプでも利用するのであれば、スカートが付いているテントを選択することをおススメします。冬場であれば、冷気の侵入を防いでくれる効果もあるので非常に重宝します。
テントによっては、スカートをまくり上げて固定しておくことが可能なモデルもあります。そうした場合、夏場はまくり上げておくことでテント内の蒸れを抑えることができますね。
デメリットとしては、スカートが地面と接しているため、まくり上げると水滴がびっちり付きます。そのため、テントを片づける前には乾かさなければならないので注意が必要です。
また、スカートをまくり上げることができないテントの場合、夏場はテント内が蒸れてしまい快適に過ごせなくなります。
スカートの有無については、どのシーズンでテントを利用したいかを考慮して検討した方が良いですね。
収納時の大きさ、重さ
収納時の大きさや重さ移動手段に大きく影響するポイントになります。
みなさんはキャンプ場へのどのように向かいますか。私はキャンプ場までは車で行くのですが、バイクや徒歩で行くという方もいると思います。
そうした場合、テントが大きいと、車であれば積むことができるのですが、バイクだと運転に影響が出てしまう恐れがあります。
また、徒歩であればテントが重いと歩くのも大変になってしまいますね。移動で疲れてしまい、キャンプどころではありません。
そのため、収納時の大きさや重さは移動手段を考慮して検討してみて下さい。
テントを選ぶにあたり
ドームテントを検討する際のポイントをいくつかあげましたが、今回あげた項目の全てを理想とするのはなかなか難しいと思います。
例えば、サイズが大きくなったりスカートが設定されていれば、収納時の大きさや重さは、比例して大きく、そして重くなっていきます。
そのため、まずは自身がどのようなキャンプスタイルなのかをイメージしていただき、どの項目を優先したいのかを考慮してテント選びをしていただければと思います。
いかがだったでしょうか。
今回は、ドーム型テントにターゲットを絞った検討項目を紹介させていただきました。みなさんのキャンプライフを楽しくする、テント選びの参考になれば幸いです。
それではキャンプを楽しみましょう!!
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