薪ストーブはロマン!!そう感じている方は意外と多いのではないでしょうか。ただ、初めて薪ストーブをテントにインストールするには以外にハードルが高いんですよね。
ただ、薪ストーブを導入することができれば、今までと全然違ったキャンプスタイルを楽しめること間違いなしです。冬キャンプが200%楽しくなりますよ!!
そこで今回の記事では、薪ストーブをインストールする際に行うことや、注意点についてフォーカスを当ててお伝えしていこうと思います。
薪ストーブをインストールしたいけど分からないことが多くて導入に躊躇している方や、まだ検討してるだけなんだけど〜という方は、ぜひ最後まで読んでいってください!!
冬のロマン 薪ストーブをインストール
まず初めに、薪ストーブをテント内にインストールする際には安全面を確保しておきたいものです。特に、一酸化炭素中毒になると最悪の場合、死に至ることもあります。
そういったことがないよう、安全面に配慮した上で冬キャンプを楽しみましょう。一酸化炭素中毒に関しては後述していますので、一読していただけると幸いです。
そして、冬キャンプに薪ストーブを導入できると、楽しめる要素が大幅にアップします。暖房としてももちろんですが、熱源を利用した調理にも使用することができます。
テントの中で暖まりながら薪ストーブで鍋を作ったりすれば、外気が氷点下でも寒さを感じることはないでしょう。
インストール前には外で火入れを
新品の薪ストーブには、錆止め剤や塗料が塗ってあることがあり、初回の火入れ時には匂いを発することがあります。
そのため、一番初めの火入れ時にはテント内では行わず、外で火入れをした方が良いかもしれません。このストーブの場合はそこまで気になることはありませんでしたね。
また、薪ストーブを使用し始めの際には薪の投入扉から意外と多く煙が溢れてきます。初めて薪ストーブを利用してテントにインストールしたときには慌ててしまうかもしれません。
慌ててテント外に避難しても、テント内が煙でいっぱいに、、なんて事になる前に、どの程度の煙が漏れるか、一度テント外で使用してみることをおすすめします。
煙突にはバンテージを巻いて熱対策を
薪ストーブ最大の熱源は薪ストーブ本体なのですが、本体からテント外に伸びる煙突も相当な熱を発しています。この熱がテントにダメージを与えてしまう恐れがあるんです。
そのため、テントと接近する煙突の一部分には、バイクのマフラーに巻く耐熱性のあるバンテージを巻いて、煙突の熱がテントに伝わらないようにしています。
ただし、煙突の発する熱も大事な熱源となるので、できるだけバンテージを巻く部分が少なくなるようにしています。私は煙突2本分にバンテージを巻きました。
また、バンテージを巻くのにも若干コツがいり、なかなかキレイに巻くことができなかったですね。巻き始めたらすぐに金具で固定し、強い力で巻くことでなんとか形になりました。
なお、バンテージを固定する金具は、購入したバンテージに付属されていますので、新たに購入する事はありません。私が購入した商品には、15本程のバンドが付属していました。
バンテージは15mの物を購入したのですが、煙突に巻いて残ったバンテージが写真位残っているので、もしかしたら10mでも全然間に合ったかもしれません。
煙突ガードにもスパッタシートを
煙突にバンテージを巻いても、まだまだ煙突からは熱が発せられています。バンテージの上から素手で触ると、ずっと触れていることができないくらい熱いです。
そのため、バンテージだけではまだテントにダメージを与えてしまう恐れがあるため、煙突ガードも使用していきます。
煙突ガードは、煙突がテントに直接当たらないようにしてくれるアイテムで、3〜6千円位で購入できます。100均で買えるアイテムを駆使して手作りする強者もいますね。
煙突ガードには、さらにスパッタシートを巻いて熱対策を強化していきます。ここまで来ると、ようやくずっと触れられるくらいの熱さまで抑えられました。
スパッタシートは1000円以内で購入できる安価なものをチョイスしました。難燃性であれば良いので、高級なものでなくても問題ありません。
サイズは50cm✕50cmで、煙突ガードに巻いて針金で固定しただけの簡単施工です。長さも丁度良く、煙突ガードに合わせて切ったりすることもありませんでした。
ただ、テントに煙突穴があった方が断然楽ですね。私は薪ストーブを使うならとテントを新たに購入したのですが、準備が楽で何より余計な気を使わなくて良いのが気に入っています。
煙突ガードの場合、煙突ガードにファスナー当たっていると溶けてしまうか心配で、常に煙突ガードの熱を気にしていたのが煩わしかったですね。
煙突はテントよりも高く設置
テントから出した煙突からは薪ストーブからの火の粉が飛び出してくることがあり、その火の粉がテントを焦がして穴を開けてしまうことがあります。
そのため、テントから出した煙突はできるだけテントから離れるように設置したほうが良いです。そうすることで火のついたままの燃えカスがテントに落ちるのをできるだけ減らせます。
テントによっては薪ストーブの標準の煙突だけでは足りないので、延長用の煙突を購入してテントよりも高くなるようにしましょう。
私はテントを買い替えたタイミングで1m買い足して延長することにより、テントからできるだけ離れるように設置しています。
ただ、煙突を高くするとその分不安定になり、煙突の重さや風の影響で倒れてしまう可能性があるので、ガイロープを使って固定するようにしましょう。
なお、ガイロープでの固定は3本以上で行うと安定するようになります。煙突が倒れてしまうと大事なテントを焦がしてしまうので、しっかりと対策したいところですね。
薪ストーブ下は必要に応じて熱処理を行う
薪ストーブは暖房ギアの中でもトップクラスの熱量があり暖かいのですが、その分、放射した熱により地面への影響が出てしまう可能性があります。
キャンプ場の地面が砂利や土であれば問題はないのですが、芝生の場合は芝生を焦がしてしまいます。芝生は焦がしてしまうと枯れてしまうため、必ず地面への熱対策を行ってください。
熱対策を行う場合には、焚き火シートや鉄板等を敷くことで地面への熱の影響を減らすことができるので、敷くようにしましょう。
焚き火シートを敷いておくと、薪ストーブに薪を焚べる際に落ちる灰も受けることができるので、薪ストーブを使用するときには焚き火シートを敷いておけば間違いないです。
一酸化炭素対策は必須!!
薪ストーブを安心して楽しむためには安全面にも十分に配慮が必要です。薪ストーブをテントにインストールした時の一番の危険は一酸化炭素中毒です。
一酸化炭素中毒の症状は、手足がしびれて動けなくなり、重症になると、人体に強い機能障害を起こしたり、意識不明になって死にいたることもあります。
一酸化炭素自体は無味無臭の気体で、テント内に充満していることに気付きづらいといった特徴があります。気付いたら体が動かせず、めまいと吐き気に襲われるのは怖いものです。
そうならないためにも、テント内に一酸化炭素が充満していないか確認できるよう、一酸化炭素チェッカーを用意するのは必須ですね。
また、一酸化炭素が充満しないように、定期的に換気をしたり、ベンチレーターを常時開放したりすることも有効な対策となります。ちょっと寒いかもしれませんが安全を最優先しましょう。
テント内に一酸化炭素が溜まる場合は、テントの上部に溜まっていきます。そのため、テント上部のベンチレーターがある場合は必ず開放しておきましょう。
また、一酸化炭素チェッカーも足元に配置するのではなく、顔よりも少し高い場所に配置しましょう。そうすることで、体調に変化が現れる前に気づくことができます。
薪ストーブは安全にインストールしよう
いかがだったでしょうか。今回の記事では、薪ストーブをインストールする際に必要なことや、注意点についてお話させてもらいました。
薪ストーブを導入しようとすると、やはり煙突の処理が一番ネックになりそうです。ただ、そこを乗り越えることができれば新たなキャンプスタイルを楽しめますよ。
ただし、繰り返しになりますが、何よりも一番には安全を考慮しておくようにしましょう。一酸化炭素中毒は死亡につながる事もあり、助かっても後遺症に苦しむ事もあります。
そうならないためにも、情報を集めて、正しく薪ストーブをインストールしてくださいね。
それではキャンプを楽しみましょう!!
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