キャンプをしながら、まったりとおいしい料理とおいしいお酒を飲むなんて最高のキャンプですよね。
私はキャンプの食事はいつもバーベキューをしていて、串で椎茸やソーセージを焼いたり、網でホタテやサザエ、肉を焼いていたりしました。
ただ、キャンプをしているともっとおいしい料理が食べたいなと思うようになり、簡単に料理ができておいしく作るにはどうすればと考えたときに、スキレットを思いつきました。
前々からスキレットを買おうかなとは考えていたのですが、腰が重い私はどうしても踏み切ることができませんでした。
この度、ユニフレームの薪グリルを購入したことで本格的に料理をしていこうと思い、スキレットの購入にいたったという流れです。
ということで、今回はニトリのスキレットを購入したので、スキレットに関連してと、シーズニング方法、お手入れ方法について記事にしました。
スキレットとは
スキレットとは、厚みのある鋳鉄製のフライパンのことで、厚みがある分ずっしりと重みがありますが、調理中、食材に熱が均一に伝わり食材のうまみを引き出してくれます。
また、スキレットは厚みがあることで保温性が高く、料理が冷めにくいといった特徴があります。
基本的にはフライパンと一緒で、炒め物はもちろん、煮物や揚げ物をすることが可能です。持ち手も含めて鉄でできているため、オーブン料理にも使用することができます。
蓋があれば蒸し料理もすることができますね。
一つあればいろいろな料理に対応できる万能な調理アイテムです。
ニトリのスキレットの紹介
ニトリのスキレットには15cmと19cmの2種類が展開されています。今回、私は19cmのスキレットを購入しました。
ソロだと食材が少ないのですが、それでも15cmだと調理中に食材をこぼしそうだったので19cmの物をチョイスしています。
ただ、アヒージョ等、材料を入れて調味料を入れて加熱するだけの調理であれば、15cmでも良さそうですね。15cmのスキレットは今後の私のやる気によって購入することにしましょう。
また、15cmのサイズであればワンコインで購入することが可能なので、敷居は低いですね。
スキレット自体は他のメーカーと同様のスペックとなります。厚みが3~4mmほどあり、底面は平ら(細かい凸凹はあります)になっているタイプのスキレットです。
側面には注ぎ口があり、汁物等の場合はこぼさずに他の食器にも移すことができそうですね。
また、ニトリのスキレットはIHにも対応しているため(IHにより対応していない場合があるかもしれません)、自宅でも使用可能でした。
ニトリではふたも販売されていて、スキレットにかぶせるとフィットするサイズとなっています。逆さから見るとピッタリのサイズであることが分かります。
これで蒸し料理もできるようになりました。^^
ふたはフッ素加工されており、管理がしやすくなっているのはうれしいところです。
スキレットと同じ鍛造のふたを用意しようと思ったのですが、スキレットはメンテが大変になるので、ふたについては管理がしやすいものを選びました。
管理が面倒くさく、やる気がなくなってしまわないようにとの、自分自身への配慮です^^;
なお、15cmタイプのスキレットにマッチするふたも販売されています。
シーズニング方法
スキレットを使い始めるときには、『シーズニング』という初回のお手入れが必要になります。
いわゆる、鍋の“油ならし”作業で、スキレットの鉄臭さなど除いて、サビやこげつきの防止にも役立つ大切な作業のことです。
ニトリのスキレットもシーズニングが必要になるので、やり方について説明していきたいと思います。
シーズニングの手順は以下になります。
- 中性洗剤でよく洗い、錆止め用の食用油を洗い流す
- お湯で洗剤を十分に洗い流し、水気をよく拭き取る
- スキレットを火にかけ、水分が蒸発し始めたら火を止める
- 食用油を引いて火にかけ、生姜やネギを強火で炒める
- 油が全体になじんだら、炒めた野菜を捨てる
では手順を確認していきましょう。
1.中性洗剤でよく洗い、錆止め用の食用油を洗い流す
購入後のスキレットには錆止め用の食用油が塗られているため、食器用洗剤を使用して油を洗い流していきます。
2.お湯で洗剤を十分に洗い流し、水気をよく拭き取る
食器用洗剤で洗った後、お湯で洗剤がなくなるまで十分に洗い流します。洗った後はキッチンペーパー等で水分をしっかり拭き取りましょう。
3.スキレットを火にかけ、水分が蒸発し始めたら火を止める
水分をふき取ったら、スキレットを火にかけて水分を蒸発させていきます。
次の工程でスキレットに油を入れるのですが、水分が残ったままだと油がはねてヤケドにつながる危険があるため、しっかりと水分を飛ばしてしまいます。
4.食用油を引いて火にかけ、生姜やネギを強火で炒める
シーズニングに使用する油は、サラダ油を使っています。
油には乾きやすい乾性油と、乾きにくい不乾性油があるのですが、シーズニングに向いているのは乾性油になります。
ただ、乾性油は高価なので、乾性油と不乾性油の間の半乾性油を使用していきます。
半乾性油に該当するのが、サラダ油やゴマ油等になります。なお、オリーブ油は不乾性油になるため、シーズニングには適さない油になります。オリーブ油はペタペタしてしまうため、使用しない方が良いですね。
油を引いた後は、鉄特有の匂いを抑えるため、生姜やネギを強火で炒めていきます。
今回は生姜やネギがないので、ブロッコリーの芯を焼いていきます。
※生姜やネギに比べて効果があるのかは分からないですが、、^^;
5.油が全体になじんだら、炒めた野菜を捨てる
油がスキレット全体にいきわたるよう野菜をいためていきます。底面だけではなく、側面や淵、段差のある部分にも野菜を使って油をなじませるようにしましょう。
油が全体にいきわたったら野菜を捨てます。
これでシーズニングは終了になります。スキレットをしまう前には使用後のお手入れの項目を参照して下さい。
使用後のお手入れ
使用後スキレットを洗う時は、油でコーティングされた膜がはがれてしまうので洗剤は使用しません。熱湯を入れて、汚れを浮かしてからスポンジ等で汚れを落としていきます。
この時、スチールたわしや磨き粉等は使用してはいけません。先ほどと同じ理由で、油でコーティングされた膜がはがれてしまいます。
焦げや匂いが気になる場合は、重曹に漬け置きして、汚れを浮かせてからスポンジ等で汚れを落としましょう。
洗った後は水気を取り、火にかけて水分を蒸発させてます。
水分が全て蒸発したらスキレットを火にかけ、サラダ油を引きキッチンペーパー等で全体になじませていきます。
シーズニング時と同様、底面だけでなく側面にも油をなじませましょう。
この時スキレット全体が熱くなっているので、ヤケドには十分注意して作業をして下さい。
サラダ油を全体になじませたら、余分な脂をキッチンペーパー等で吸い取り終了です。これで油の膜ができて錆びずに保管することができます。
また、次回使用時に焦げ付きにくいスキレットになります。
保管時は他の食器が触れてしまうと食器に油がついてしまうため、新聞紙等にくるんで保管しておいても良いと思います。
次に使用する際は、表面の油を良く落としてから使用するようにして下さい。
使用してみて
早速スキレットを使って料理をしてみました。
焦げ付きそうな柔らかい鶏肉を焼いてみたのですが、スキレットに焦げ付くことなく調理するこができました。
作った料理は、ニンニクと鶏肉、ブロッコリーとアスパラをオリーブオイルで炒めて塩コショウで味付けをした簡単な料理です。
ちょっとしょっぱかったのですが、ビールが進んでしまいました。
やっぱり自分で調理した料理はおいしいですね。w
調理後、スキレットをお湯で洗ってみましたが、焦げ付き等は特になく簡単に洗い流すことができました。
今後もいろいろな料理に挑戦していきたいと思います。
いかがだったでしょうか。万能調理アイテムとしてスキレットを紹介させていただきました。
管理が面倒くさいとスキレットを敬遠しているのであれば、一度試してみてはいかがでしょうか。
それではキャンプを楽しみましょう!!
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