イワタニのマイ暖 手軽にテント内を暖めてくれるストーブだった!!

キャンプギア

冬キャンプでは、寒さ対策をどのようにするかということが大きな課題になってくると思いますが、みなさんはどのような寒さ対策をしていますか。

私は、寒さ対策で大きな効果を発揮するギアといえば、なんと言ってもストーブが最強ではないかと思っています。

ただ、薪ストーブや石油ストーブだと導入に躊躇してしまう方も多いのではないでしょうか。

そこで、今回はイワタニのカセットコンロストーブのマイ暖について紹介して行こうと思います。手軽にストーブを導入したいと考えている方はぜひ最後まで読んで行ってください。

イワタニ カセットコンロストーブ マイ暖

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出典:Iwatani

今回ご紹介するマイ暖は岩谷産業から発売されているストーブで、岩谷産業はカセットコンロやカセットグリル、カセットボンベ等を主に販売している会社です。

マイ暖の特徴は、見た目通りのコンパクト設計で、カセットボンベを使用して燃焼を行います。

なんと言っても、カセットボンベはホームセンターをはじめ、ドラッグストアやコンビニでも買えるため、燃料がなくなってしまっても入手が非常にしやすいといったメリットがありますよね。

また、お手軽さで言うと、薪ストーブや石油ストーブに比べて断然扱いやすいといった利点があり、冬キャンプで暖房器具の導入を検討してるならおすすめです。

マイ暖はコンパクトで持ち運びがしやすい

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前述した通りマイ暖の特徴は、コンパクト設計で持ち運びがしやすく、収納する際も幅をとらないといったところがあげられます。

マイ暖のサイズは約312(幅)×222(奥行)×290(高さ)mmで、重さが、カセットボンベを含まない場合に約2.6kgあります。

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出典:Iwatani
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出典:Iwatani

片手で簡単に持ち上げることができるので、家の中で使用する時にも大変に思うことはありません。私は脱衣所やトイレに都度持って行って使用することが多いです。

キャンプに持っていく際にも大きい車なら良いですが、小型の車ならコンパクトな方が重宝しますよね。持ち運ぶキャンプギアはどんどん多くなりますし。

カセットボンベのセットも簡単

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燃料であるカセットボンベのセットもいたって簡単で、本体の裏側下部にある蓋を開けて、カセットボンベとストーブの凹凸を合わせて押し込むだけでセットできます。

なお、マイ暖ではイワタニのカセットボンベを使用してくださいとの記載がありますが、私は社外のボンベを使用しています。今のところ特に故障等はないですが、自己判断になりますかね。

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カセットボンベはしっかりと奥まではまるように押し込めば良いだけなので、コツのいる作業でもないです。写真のように切り欠きに合うようにセットすれば奥まで差し込めます。

点火も早く、すぐ暖かい

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点火方法もいたって簡単で、本体の側面に配置されているツマミを回すだけで点火することが可能で、連続燃焼時間は約3時間20分になっています。

火力は標準と弱があり、弱で使用すると標準の時よりもガスの消費量が15%少なくなるため、その分連続燃焼時間も長くなります。弱での連続燃焼時間は約3時間55分ですね。

ただ、基本的に体の近くでストーブを使用しているので、感覚的にですが、標準でも弱でもそんなに暖かさは変わらないように思えます。

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点火するとストーブの中央部分が赤くなり、暖かさが伝わってくるようになります。

時間が経つと、網に手を当てると熱いくらいまで熱せられるので、火傷には気を付けた方が良いですね。なお、寒い日のキンキンに冷えている足の裏を網にくっつけるととても気持ちがいいですよ。

4つの安全装置で安心設計

マイ暖には以下の4つの安全装置が搭載されていて、万が一の際には自動で消化されるよう設計されているので安心です。

不完全燃焼防止装置

室内酸素濃度が低くなったとき、不完全燃焼をする前に、自動的にガスを遮断してストーブを消火します。

立消え安全装置

ご使用中に風などによって火が消えたときに、自動的にガスを遮断してストーブからガスが漏れ出ることを防ぎます。

転倒時消火装置

ストーブが倒れたり、強い衝撃が加わったときに、自動的にガスを遮断してストーブを消火します。

圧力感知安全装置

カセットガスが過熱され容器内の圧力が異常上昇したときに、自動的にカセットガスが外れ、ガスの流れが止まり、ストーブを消火します。

小型のテントなら効果は抜群

実際にキャンプで使用するとどのくらいの効果があるのか、テント内で使用して温度の上昇を観察してみました。

検証に使用したテントは、320×270×180cmのソロで使用すると丁度良いワンポールテントです。テントの詳細についてはリンクを張っておきますので、気になる方は見てみてください。

マイ暖検証1

検証スタート時の気温は、室外が8.2度、テント内が9.9度になっています。検証した日は11月の中旬頃です、そこまで寒い日ではありませんでした。

マイ暖検証2

検証から10分経ったときには、テント内の温度は13.8度まで上がっています。ぐんぐん温度が上がって、スタート時から約4度程上がっていますね。

マイ暖検証3

さらに10分経過した時の温度は、17.1度まで上がりました。スタート時~10分後に比べると温度の上がり方が若干鈍化していますが、それでも3度以上上昇しています。

この位の温度があると、テント内でかなり薄着で過ごすことができるようになりました。

マイ暖検証4

さらに10分経過すると、テント内の温度は18.3度まで上がりました。10分前から1.2度程の上昇ですね。

マイ暖検証5

検証開始から40分経ったときは、テント内の温度が19度まで上昇しています。この位の温度があると、テント内は暖かく、快適に過ごせる気温になっています。

なお、この後は時間が経っても19度前後よりは温度が上昇しませんでした。今回使用したテントでは19度程が限界なのかと思います。

ただ、テント外の温度が8.8度くらいあったので、気温がもう少し下がると、ここまでの温度まで上がらないのかもしれません。

また、今回検証に使用したテントのひと回り大きいテントでも同様の検証をしてみたのですが、11度程までしか上昇しなかったので、大きすぎるテントだと効果も低くなりましたね。

その時のテントは↓です。気になる方はチェックしてみてください。

キャンプだけではなく防災にも

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出典:Iwatani

キャンプ用品は防災時にも使用できますが、マイ暖も防災時にはとても役に立つキャンプギアです。(なお、マイ暖がキャンプ用品かどうかは一旦置いておきましょう。)

冬に地震等で停電になった場合に暖をとろうとすると、エアコンや石油ファンヒータは使用できず、使用できるのは石油ストーブ等の限られた暖房器具になります。

マイ暖はカセットボンベがあれば電気がなくても使用できるので、非常時にはありがたい暖房器具です。私はカセットボンベは家に10本程度は常備するようにしていますね。

今後関東でも西日本でも大きな地震があるということなので、準備しておいて損ではないはずですよ。

スペック

カラーウォームホワイト
サイズ312(幅)×222(奥行)×290(高さ)mm
総重量(約)2.6kg(カセットガス含まず)
材質本体:鋼板(粉体塗装)
取っ手:ABS樹脂
バーナー:セラミック
器具せんつまみ:ABS樹脂
ガス消費量 (弱運転時)約76g/h (約64g/h) 
連続燃焼時間 (弱運転時)約3時間20分 (約3時間55分)

現在カラーはホワイトのみが販売されていますが、以前はカーキぽいカラーも発売されていたみたいです。キャンプならカーキの方が断然いいんですけどね。

今は販売されていないようなので、どうしても欲しい人はメルカリやヤフオク等で探してみてはいかがでしょうか。

マイ暖は手軽に導入できる暖房ギア

いかがでしょうか。冬キャンプで簡単に暖をとれるマイ暖を紹介させていただきました。

薪ストーブや石油ストーブだと導入するには若干ハードルが高いのですが、マイ暖はカセットボンベをセットしてつまみをひねるだけで使用することができるので、手軽に導入できそうですよね。

ただ、注意点としては、気温が低くなりすぎるとカセットボンベのガスが気化できなくなり、燃焼ができなくなってしまうので、氷点下になる場所での使用は気を付けた方が良さそうです。

寒くなって暖房器具が欲しいけど、薪ストーブや石油ストーブの導入に躊躇している方にはおすすめできるので、ぜひ検討してみてはいかがでしょうか。

それではキャンプを楽しみましょう!!

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