ワンポールテントを思い浮かべた時に、テンマクデザインのサーカスTCが初めに出てくるという方は結構いるのではないでしょうか。
テンマクデザインのサーカスTCは、発売するとすぐに売り切れになってしまう程人気のテントで、キャンプ場に行けば必ずと言っていいほど見かけるようになりましたね。
そのテンマクデザインのサーカスTCのDX版に、新たに新サイズとしてMID+がリリースされることになりました。
この記事では、新たにリリースされたMID+と、通常のサーカスTC、サーカスTC BIGとの比較を行いながら、サーカスTC MID+について探ってみました。
現在、サーカスTC、サーカスTC BIGを使用している方や、ワンポールテントを検討しているという方はぜひ読んでみてください!!
テンマクデザイン サーカスTC
サーカスTC MID+のお話の前に、サーカスTCをご存じでない方に向けて、少しだけサーカスTCについて補足しておきます。
サーカスTCについては2016年にテンマクデザインより初代モデルが発売され、即日で完売したことで一気に話題となったテントです。
その後、再販されてもすぐに売り切れてしまい、2021年の現在もなかなか買うことができない人気のあるテントの一つです。
サーカスTCにはDX版があり、通常のサーカスTCと比べ、タープ代わりにもなるサイドフラップが付いているといった特徴があります。
サイドフラップを展開することで日除けを作ったり、雨が入り込みにくくなります。また、サイドフラップによりプライベート空間を作り出すので、人目を気にせずキャンプを楽しむことができます。
今回、新たにリリースされるのは、このDX版のMID+となります。
また、サーカスTCにはサイズ違いでBIGがあり、通常のサーカスTCと比べると高さ、幅が共に大きく、室内空間にゆとりのあるモデルとなっています。
テンマクデザイン サーカスTC DX MID+
前述したように、サーカスTCではすでにいくつかのサイズやモデルが展開されていて、今回新たに追加されたのは、サーカスTCとサーカスBIGの中間にあたるMID+サイズのDX版モデルになります。
なお、発売は2021年9月中旬頃を予定しているため、もうしばらく待つ必要がありますね。DXではない通常版のMID+については既に発売中です。
それではサーカスTC MID+と既存のモデルを比較していきましょう。
サイズ比較
サーカスTC MID+は、サーカスTCとBIGの中間のサイズになっています。写真で見ると、高さ、幅の違いが若干異なることが分かりますね。
具体的なサイズの数値を以下に記載します。高さ、幅共にサーカスTCより大きく、BIGよりも小さいのが分かります。
・サーカスTC
(約)4,200×4,420×2,800(高)mm
・サーカスTC MID+
(約)4,770×4,500×3,100(高)mm
・サーカスTC BIG
(約)5,200×5,200×3,500(高)mm
サーカスTCであればソロ~2人、BIGなら3~4人であれば無理せず使用できる範囲なのかなと思います。そうすると、MID+は2~3人が目安になる広さになるのではないでしょうか。
MID+はコットを2台と小さなテーブルを置いてもゆったりすごせるサイズ感となっているので、私であれば、テント内に薪ストーブをインストールするなど、2人+ギアを充実させて利用したいですね。
ソロ→サーカスTC、2人→MID+、3~4人→BIGのようなイメージでしょうか。ただ、この辺りはギアの多さや人それぞれの感覚になりそうです。
外観
それでは外観を見てみましょう。
外観自体はサーカスTCと同様となっています。DX版の特徴であるサイドフリップが存在感を引き立てますね。やはりかっこいい。人気があるのが分かりますね。
ベンチレーターの仕様もサーカスTCと同じです。ベンチレーターはポールを立てる前に開いておく必要があります。ポールを立てた後だと高すぎて届きませんので、、
なお、BIGだとテント内からベンチレーターの開閉ができるようになっています。そういったことから、MID+はサーカスTCがベースになっているのだと思います。
サイドフリップをクローズすると写真のように通常のワンポールテントと同様のフォルムとなります。冬場の就寝時にはこのスタイルにした方が良いですね。
夏場であれば、風通しを良くするため、サイドフリップを上げたままでも良さそうです。
その他
サーカスTC MID+では、ファスナーが大型の10番コイルファスナーに変更になりました。また、スライダーも3つに増えています。
この変更で薪ストーブをよりインストールしやすくなったのではないでしょうか。
サーカスTCはその名の通り、TC素材(コットン混紡生地)でできているため、火の粉には強いので相性は抜群ですね。
ただ、薪ストーブをインストールする際は一酸化炭素中毒には気を付けて下さい。こまめに換気をしたり一酸化炭素チェッカーをセットする等、安全対策は必ずしておきましょう。
設営方法についてはサーカスTCと同様ですね。テントの付属品の設営用のガイドを使用することで簡単に形の整ったテントが設営可能です。
この設営用のガイドがあると設営のしやすさが断然違うと感じます。何より、設営後のワンポールテントのフォルムが全然違いますね。
このガイドに慣れてしまうと、ガイドなしでの設営がやりづらくなります。
スペック
以下がサーカスTC MID+のスペックです。
組立サイズ(外寸) | (約)4,850×4,620×3,100(高)mm |
収納サイズ | (約)690×250×250(高)mm |
総重量 | (約)14.9kg |
素材 | 本体:コットン混紡生地(TC )(表面撥水加工)ポリエステル65%、コットン35% マッドスカート:ポリエステル ポール: スチール製5本継ぎ(φ35mm×3,100mm)×1本 スチール製4本継ぎ(φ22mm/2,200mm)×1本 |
最低耐水圧 | フライシート:2000mm フロア:5000mm |
セット内容 | 張り出し用ポール×1、ペグ(本体用)×16本、ペグ(設営ガイド用)×1本、 張り綱×5本、収納ケース×4、設営用ガイドセット |
サーカスTCと比べると、サイズ以外ではテントを支えるポールの太さが若干太くなっています。サーカスTCはφ32mmなので、MID+の方がサイズや重量が増えた分強度が高くなっているみたいです。
フラップを支えるポールの太さはサーカスTCと一緒でした。MID+の方がサイズが大きくなった分、200mm程長くなっています。
インナーテント ※オプション
サーカスTC MID+にもサーカスTCと同様、インナーテントをオプションで購入することができます。
インナーテントはフルメッシュになっているタイプと、一部をメッシュにすることが可能なタイプがあります。
サイズはどちらも同じで、(約)4,200×3,970×2,600(高)mmになっています。インナーテントの中にポールを通す必要がないので設営が非常に楽になっています。
発売はフルメッシュのインナーが2021年9月中旬頃、もう一方のインナーが2021年8月下旬頃の発売を予定しています。
サーカスTCであればテント内の広さがあるため、テンマクデザインのモノポールインナーテントを使用してカンガルースタイルも良いですね。
私としてはインナーテントは高価なため、安価で購入可能なモノポールインナーテントをおススメしますよ。
不動の人気のテンマクデザイン サーカスTC
いかがだったでしょうか。大人気のサーカスTCに新たなモデルが加わったという記事をご紹介しました。
ただ、なかなかテンマクデザインのテントって買えないんですよね。売っていても通常の価格ではなかったりしますし、、
もう少し販売数量が増えて欲しいところです。。
とはいえ、梅雨も明けたのでこれからキャンプシーズンが本格的に到来しますので、新たなテントを検討しているのであれば選択肢が増えますね。
これからテントを買うよという方は是非検討してみてはいかがですか。
それではキャンプを楽しみましょう!!
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