今回は、最近流行のカンガルースタイルにぴったりなテントのご紹介をしたいと思います。
カンガルースタイルとは、カンガルーがお腹の袋に子供を入れているように、大型のテントやシェルターの中に小型のテントを入れたキャンプスタイルのことを言います。
私もカンガルースタイルに憧れていて、いつかできればと思いつつ、カンガルースタイルで楽しんでいるキャンパーさんをうらやましく見ていました。
FIELDOORさんより、発売されている『カンガルースタイルテント100』が以前より気になっていたのですが、ようやく購入に至りましたので、レビューをしていきたいと思います。
カンガルースタイルに興味がある方や、検討をしている方はぜひ見ていってください。
カンガルースタイルテント100
FIELDOORさんから発売されている『カンガルースタイルテント100』は、ポールを2本組み合わせて立ち上げるだけの、簡単に設営ができるテントです。
サイズも大人一人が使用するのにちょうど良いコンパクトな大きさです。2~3人で利用するテントであれば、カンガルーテントとしてテント内に余裕を持ってインストールすることも可能ですね。
『カンガルースタイルテント100』の外観はシンプルなデザインとなっていて、出入は前面にあるファスナー部分からとなります。
扉を閉めることでフルクローズ状態となりますが、メッシュ扉も付いているため、夏場の虫対策のための『かや』代わりとしても使用することができます。
また、冬のキャンプだと結露の問題がありますが、『カンガルースタイルテント100』を使用すると結露対策にもなるため、一年を通して季節を選ばずに使用できるテントですね。
なお、サイズが一緒でワンタッチで設営ができる、『ワンタッチカンガルースタイルテント100』を以下のページで紹介していますので、気になる方は合わせてチェックしてみてください。
内容物
『カンガルースタイルテント100』の内容物は以下となっています。
- 収納ケース
- テント本体(本体をまとめておくバックル付きのベルトが付属)
- ポール✕2本
- 取り扱い説明書
組み立ては簡単にできるようになっていますが、取り扱い説明書が付属しているので、設営に苦労することはないと思います。
付属品にはバックル付きのベルトも付属されているため、テント本体は写真のように畳んだ後にまとめて固定できるようになっています。収納ケースに入れる際には重宝しますね。
ただ、収納ケースが大きめのサイズになっているため、テントを丁寧にたたんでコンパクトにできなくても、片付けに苦労することはなさそうな印象を受けました。ちなみに私はきれいに畳む派です。
カンガルースタイルテント100の特徴
『カンガルースタイルテント100』のサイズは、外寸で(約)210cm×105cm×110cmあり、2~3人で利用するテントであれば、十分テント内に設置できる大きさになっています。
内寸で高さも100cmあるので圧迫感もなく、快適に過ごせました。幅についても内寸で100cmあるため、一人で使用するには問題ない広さです。ただ、二人だとちょっと厳しいかなと思いますね。
『カンガルースタイルテント100』がおすすめできる特徴の一つとして、前述しましたが、扉をフルクローズ、メッシュと使い分けることができるようになっています。
テント天井部にはベンチレータが2つあるため、扉をメッシュにすることで風通しも良くなり、夏場でも密閉されることなく使用することができます。
夏でも冬でも使えるカンガルースタイル
商品名の通り、『カンガルースタイルテント100』はカンガルースタイルにオススメのテントになっています。
インナーテントの設定がないテントや、大きいシェルターを複数人で使用する場合で、プライバシーを確保したい時等に重宝しそうなカンガルーテントですね。
また、夏は虫が苦手な方が多いと思いますが、『カンガルースタイルテント100』を使用すれば虫が気になることもないと思います。扉をメッシュにできるのも嬉しいところです。
コンパクトなテントなので設営が簡単
設営方法は簡単で、まず初めに本体を広げます。出入り口は一箇所となりますが、設営後でも簡単に移動できるので特に前後を気にして設営することはありません。
『カンガルースタイルテント100』はコンパクトなテントなので、設営後でも持ち運びが簡単にでき、簡単に好きな場所に置き直すことができるのも大きな特徴です。
伸ばしたポールの先端は、テントの4隅にあるプラスチックの穴に差し込みます。反対側のポールの先端は、対角にあるプラスチックの穴に差し込みます。
2本のポールを立てて、テントのフックをポールに引っかけることで設営は完了です。慣れれば5分もかからずにできそうですね。
注意点が一つあり、頂点部にあるテントのフックについては、向きにより片方のポールに引っかける形となります。
フックを引っかけた際には、もう一方のポールが写真のように2つのフックと、フックを引っかけたポールに囲まれるようにしておく必要があります。囲まないとポールが遊んでしまいます。
上記の注意点以外では特に気に掛ける必要はなく、直観で組み立てることができます。
コットは何とか格納できる
寝る時にはマットだけではなく、絶対コットを使用したい!!という方もいると思います。※私は断然コット派で、コットがないと落ち着かないです、、
そんな方のために、コットがテントに収納できるかも確認しました。ちなみに私が愛用しているコットは、DODさんのCB1-510Tで、サイズは(約)W183×D72×H15.5cmです。
『カンガルースタイルテント100』の内寸は(約)200cm×100cm×100cmと、大人一人がゆったりできるスペースはあるのですが、組み立てたコットをそのまま扉から入れ込むことは難しいと感じました。
写真のコットを収納する際には、テントのフックをほぼとった状態でコットを扉より持ち込み、その後にフックをかけていくことで入れ込むことができました。
扉からコットを入れるときには、テントの生地を引っ張る必要があるのですが、破れる位引っ張る必要はなく、壊れることはないかなくらいの引っ張り具合で入れ込めました。
なお、コットをテント内に設置すると、テントの内寸が底面では200cmあるのですが、高さのある183cmコットの両端はテントに設置してしまっている状態です。
そのため、テントの両端がコットに押されて若干膨らんでしまっていますね。
テントは上部に向かう程長さ短くなってしまうのですが、私はコットの上にさらに厚さ5cmのマットを敷いているため、シュラフの足元と頭もテントにあたっている状態でした。
この状態だと背の高い人だと窮屈に感じるかもしれません。ちなみに私は身長が168cmですが、圧迫感をギリギリ感じない位です。
もしかすると『カンガルースタイルテント100』ではコットは使わない方が良いのかもしれませんね。
その他の機能
テントの出入口の扉を開けた際には扉の収納をしておけるポケットが付いており、丸めてそのまま収納することができるようになっています。きれいに丸めたり、固定する必要がないのでとても便利です。
テント内には携帯等の小物を収納できるポケットも装備されているため、必要な物をポケットに入れておくことで、朝、小物がなくなっていることもなくスムーズに出し入れすることができます。
テント内部の頂点部分にはランタンフックが装備されているため、別途ランタンスタンドを用意する必要はありません。
テント天井側にはジッパーが付いており、開くことによりベンチレータの役割を果たします。開くことにより空気が循環され、快適な空間を作り出せます。
テント内が若干蒸し暑い場合に使用したいベンチレーションですね。ベンチレーションを開けてもまだ暑い場合は、出入口用の扉を開けて温度調節をすれば良いと思います。
ただ、ベンチレータにはメッシュ生地が付いてないため、夏場はここから虫の侵入があるかもしれないので注意が必要になると思います。
収納時
収納時のサイズは(約)64cm×14cm×14cmと細目となっているため、車での移動や収納時の際に隙間に入れることで邪魔にもならないでしょう。
また、バックにはバックル付きのベルトが付いているため、テントをしまった後にベルトを引っ張るだけでさらにコンパクトにすることが可能です。
総重量については(約)1.8kg程ですが、大きめのテントやシェルターでの使用前提のため、車での移動だと思いますので、運搬時に負担にもならないと思います。
若しくはコンパクトで軽いため、徒歩キャンプで使用しても良いかもしれませんね。
スペック
サイズ | 外寸 :(約)210cm×105cm×110cm 内寸 :(約)200cm×100cm×100cm |
収納サイズ | (約)12cm×40cm |
総重量 | (約)1.6kg |
材質 | テント : ポリエステル グラウンド : ポリエステル ポール : グラスファイバー |
材質がポリエステルで、特に耐水性についてのスペックが明示されていません。そのため、雨が降った時には、テントやシェルターの下で利用をした方が良さそうですね。
ポールの素材はグラスファイバー(ガラス繊維)で、グラスファイバーは、ガラスが持つ耐熱性、不燃性、耐久性と、繊維が持つ柔軟性を併せ持つ特徴があります。
同じサイズでメッシュタイプも
『カンガルースタイルテント100』と同サイズで、メッシュタイプも発売されているので合わせて紹介します。
『カンガルースタイルテント100』は扉のみがメッシュになりましたが、メッシュタイプはテントの下部以外が全てメッシュになっています。
このテントであれば夏場はインナーテントや蚊帳の代わりとして使用することができますね。蚊帳を検討していたり、夏メインで使用するのであればメッシュタイプを検討するのも良さそうです。
カンガルースタイルで新しいキャンプを!
いかがだったでしょうか。
大きなテント内でのインナーテントの代わりや、プライベート空間を作りたい場合には持ってこいのテントではないでしょうか。
また、コンパクトですが、一人で使用するには問題ない広さを兼ね備えているので、まさにカンガルースタイルを楽しむためのカンガルーテントですね。
インナーテントや蚊帳の代わりとなるテントを探していたり、カンガルースタイルをしてみたいといった方は、ぜひ検討してみてはいかがでしょうか。
それではキャンプを楽しみましょう!!
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