キャンプで焚火をしながらおいしい料理が食べたいっ!!そう思っている方はとても多いのではないでしょうか。
私も、キャンプでは焚火をしながらバーベキューをしたり、料理をしたりしてキャンプを楽しんでいます。ただ、今使っている焚火台の形状により、どうも料理がしづらいと感じていました。
そんな折、数多くある焚火台の中でユニフレームの薪グリルは料理がしやすいという評判を聞き、ぜひ試してみようと思い購入してみました!!
今回は、薪グリルの開封から使用感についてお伝えしていきます。薪グリルの購入を検討していたり、料理をメインでするための焚火台を探している方はぜひ参考にしてみて下さい。
薪グリルの開封
まずは薪グリルの内容物からご紹介していきましょう。開封すると以下の物が入っています。
- 薪グリル本体
- 灰受け
- ロストル
- ゴトク
- 収納袋
- 説明書
収納袋と説明書以外は薪グリルのパーツとなります。
写真には写っていないですが、収納袋が付属されているのは嬉しいところです。ただ、袋の厚さが若干薄いため耐久性には不安がありますね。
収納すると、サイズは約250×455×65(厚さ)mmあるため結構かさばるかなという印象ですが、厚さが65mmのため収納時や車での運搬であればそこまで邪魔にはなりません。重さも約3.6kgなので車での運搬であれば許容範囲内でしょう。
開封直後は、薪グリルの本体には写真のように傷付き防止のためのフィルムが貼ってあります。他の人のレビューを見てみると、剥がしにくいとの評価が結構聞かれますね(^^;
特にちょうつがい部分が剥がしづらいとのことでしたが、ちょうつがいの裏側から先に剥がしておくことでスムーズに剥がすことができました。取り残しもありませんでした(^^
キャンプ場で剥がすのは時間がもったいないので、薪グリルを購入後は、キャンプで使用する前に事前に剥がしておくことをオススメします。
なお、説明書には薪グリルの組み立て方が記載されているので、組み立てに迷うこともありませんでした。
今回、薪グリルと合わせてロストルウォールという、灰受けに取り付けるオプションも購入しました。
ロストルウォールの詳細については後述しますが、薪や灰が灰受けの奥からこぼれ落ちないようにする薪グリルのオプションです。
薪グリルの外装チェック
薪グリルを組み立てたときのサイズは、スペック上は約475×300×350(高さ)mmとなっています。
ただ、薪グリルは真正面から見ると台形の形をしており、下部は幅が475mmありますが上部は420mm程度となります。
また、奥行きについてはスペック上300mmですが、灰受け自体の奥行きは215mmとなっています。
灰受けには出っ張りがあり、その出っ張りを薪グリル本体の穴に引っかけることで本体に固定される仕組みになっています。薪グリル本体に灰受けを装着すると安定感がでてがっしりとします。
灰受けには複数の穴が開いていて、この穴から新鮮な空気が取り込まれて燃焼効率を上げるようになっています。
組み立て後の薪グリルを真上から見ると、灰受けと本体には隙間ができていて、焚火中にここから薪や灰がこぼれてしまうと予想されます。
そのため、オプションのロストルウォールを灰受けの奥側に装着することで、灰受けの奥から薪や灰がこぼれるのを防ぐことができます。
薪グリルは五徳の高さが変えられるようになっていて、炎の大きさにより3段階で調整することができます。
薪の投入後に火力が強い場合は一番上に五徳を設置し、炭のみで火力が弱い場合は一番下に五徳を設置する等、焚火の状態によって五徳の高さが変えられるのはうれしいところです。
背面から見ると『UNIFLAME』のマークが刻印されていてかっこいいですね。そして、この灰受けを囲っている形状により風からの影響を受けづらく、安定した火力を保つことができます。
焚火台の両サイドには取ってがついているので、焚火台を簡単に移動できるようになっています。
灰受けの横幅は約430mmあるため、市販されている薪であれば余裕をもって投入することができます。写真に写っている薪は約36cmの薪です。
ロストルウォールを装着しているため、薪を2段で投入しても後ろ側に落ちることもありません。逆にロストルウォールがないと、薪が転がると後ろに落ちてしまいそうです。
ロストルウォールは標準装備でも良いのではないかと思うくらいですね。
写真は、五徳を一番上に設置した際の横から見た高さです。灰受けから五徳までは14~15cmあるため、薪の投入の際にも余裕のある高さになっています。
また、地面から灰受けまでの高さは一番低いところで14cmほどあるため、地面への熱の影響は限られると思います。ただ、地面が芝の場合は焚火シートを敷いて焚火を楽しんだ方が良いでしょう。
薪グリルで料理をしてみて
写真は薪グリルにスキレットや網を載せた時の物です。サイズ感が伝わるでしょうか。20cmのスキレットを置くと半分位のスペースを使用する位です。
半分で料理をしつつ、半分でお湯を沸かしたりと使い分けをすることが可能になっています。
また、薪グリルは背面中央部に奥行きに余裕があるため、大きな鍋を置くことができるようになっています。耐荷重も10kgあるので、重みのあるダッチオーブンでの料理もできますね。そのため、スキレットぐらいの重さではびくともせず、しっかりと安定しています。
火力が安定しない時には調理位置を都度移動させ、火力のある所で調理を進めていくような感じでした。写真では火力があるところに網を移動させながら焼いています。
逆に、調理が終わってこれ以上焼きたくない場合には、火のない場所に網やスキレットを移動させることで、料理を冷ますことなく退避させることができました。
なお、撮影をしている日は、風が3~4m位ある日だったのですが、薪グリルは灰受けの周りが囲われているため、風の影響がとても少なかったです。
風が吹いていても火が安定して上に向かっていたため、五徳が一番上の状態でも火力が足りないと感じることもなく、五徳は一番上の状態でずっと使用していました。
薪グリルで焚火をしている時の火力の調整をする際には、太さが5cm位の薪で、カタカナの『キ』の形を保つと火力を安定させることができました。
できるだけ奥行いっぱいに薪を斜めに配置して『キ』の形にすることで、薪が立体的に組まれて空気の循環が良くなりよく燃えるようになります。
その後は薪が燃え尽きるたびに、燃え尽きた分の薪を『キ』の形となるようにくべていくと安定した炎を保つことが可能です。
焚火を終えて残った灰を確認してみると、大きな状態の炭は残っていませんでした。燃焼効率もある程度良いのかと思います。
ゆがみについてですが、今回一度だけの使用なので、目立ったゆがみは見られませんでした。若干、灰受け部分にゆがみがあるように見えますが、今のところ使用には全く影響のない範囲ですね。
薪グリルを使ってみて
薪グリルを使ってみた感想としては、やっぱり料理がしやすいなと感じました。五徳部分には網やスキレット、ケトルが複数おけるので、一度に2つの料理をしたり、料理をしつつお湯を沸かせたりすることができます。
また、灰受けが鉄板で囲われている構造も風の影響を受けにくいため、安定した火力を保つことが容易な点も非常に良と感じました。
ただ、焚火として楽しもうとした場合は、背面からでは炎がほとんど見えないため、複数人での焚火には不向きですね。ソロ、もしくは2人位まででしょうか。
なお、薪グリルにはサイズ違いで『薪グリルSOLO』、『薪グリルラージ』がラインナップにあります。
そのうちの薪グリルラージに関しては、今回紹介させていただいた薪グリルより一回り大きいサイズになっています。
今回、薪グリルにするか薪グリルラージにするか最後まで悩んだのですが、ソロで使う分には通常の薪グリルで十分でした。薪グリルラージだと大きすぎて持て余してしまうと思います。
薪グリルラージであれば食材に火が通った後、五徳の端っこに食材を退避できるなと思っていたのですが、通常の薪グリルでも火の調節で同等のことができたので特に問題なかったです。
ソロキャンで使用するなら通常の薪グリル一択かなと思います。3人以上で使用したいのであれば薪グリルラージも選択肢に入ってくると思うので、使用状況をイメージして検討してもらえれば良いと思います。
今回は薪グリルについて紹介させていただきましたが、いかがだったでしょうか。薪グリルの購入を検討している方や、料理をメインとして焚火台を探している方に参考になれば幸いです。
それではキャンプを楽しみましょう!!
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