御在所岳(ございしょだけ)
標高 | 歩行時間 ※休憩含む | 総歩行距離 | 高低差 |
1212m | 6時間25分 | 10.0km | 1164m |
御在所岳に登って来ました。
御在所岳は三重県三重郡菰野町と滋賀県東近江市の境にある標高1,212 mの山で、日本二百名山、関西百名山及び鈴鹿セブンマウンテンに選定されています。
三重県側の湯の山温泉から山頂直下まで御在所ロープウェイが通じていて、山頂部は御在所スキー場となっており、そのリフトを利用して一等三角点のある西端の山頂まで行くことができます。
そのため、徒歩で山頂まで行き、帰りはロープウェイで下山するということも可能です。
また、ロッククライミングの名所になっていて、大きな岩や断崖絶壁なところも各所で見ることができました。
今回は蒼滝公共駐車場をスタートとして、中登山道から御在所岳の山頂を目指します。
帰りは裏登山道で国見峠を通り、湯の山温泉を目指して下山します。
YAMAPを利用する場合、御在所岳の地図より、設定>モデルコース>『御在所岳 中道~裏道周回コース』で設定することができます。
御在所岳へのアクセスと駐車場
御在所岳付近には駐車場がいくつかあり、車で行くことが可能です。
今回は『蒼滝公共駐車場』を利用しました。※Googleマップで『蒼滝公共駐車場』で検索可能です。
無料で利用ができ、70~80台位は止められる位の大きさでした。
湯の山ロッジ駐車場の看板がある道を曲がり、突き当りまで行くと蒼滝公共駐車場があります。
蒼滝公共駐車場が満車の場合は、御在所ロープウエイの駐車場でも良いと思います。ただ、御在所ロープウェイの駐車場は、普通車で1000円、バイクで500円の利用料金が必要となります。
公共交通機関を利用する場合は、近鉄『湯の山温泉駅』からバスで8分ほどで御在所ロープウェイ前まで行くことが可能です。
駐車場~中登山道
蒼滝公共駐車場の奥に、分かりにくいですが東海自然歩道がありロープウェイまで0.6kmほどで行くことができます。
ロープウェイまでは一本道になっており、東海自然歩道を抜けて階段を上るとロープウェイ駅が見えてきます。
ここから中登山道までは道路を歩いていく流れとなります。
ロープウェイのふもとには有料ですが駐車場があり、こちらにも止めることが可能です。先ほども記載しましたが、普通車だと1000円、バイクだと500円かかります。
また、トイレも設置してあるのですが、通った時はロープウェイの運行前だったこともあり、しまっていました。
中登山道までにトイレがあったので、朝、早いうちにスタートする場合はそちらを使った方が良いですね。
トイレの左側に道があるので、この道を進んでいきます。
途中一部遊歩道があり、遊歩道を進んでいきます。
遊歩道には大きな岩もあり、ロッククライミングの名所という片鱗が見て取れます。
遊歩道を超えるとT字路があり左に進んでいきます。この後は道なりに進んで行くだけなので迷うことはないでしょう。
ひたすら道なりに進んで行きます。真ん中の写真も道なりに左に曲がっていきます。
途中、石でできたアーチがありましたが人工物ですかね?
橋を過ぎると(※渡りません)トイレがありました。山頂付近までトイレがないので、ここで済ませておいた方が良いです。
この看板を過ぎると中登山道まであと少しです。
ここから登山道に入っていきます。定期的に看板があるので迷うことはありません。
中登山道~山頂
中登山道口の看板がありました。ここからが中登山道ですね。
登山中、人の背丈をゆうに超える岩がゴロゴロしていて圧巻です。
4合目を過ぎると、あばれ岩が見えてきます。2つの大きな石がもたれかかっていて、今にも崩れそうです。
あばれ岩の近くで記念写真を撮っている方がいるのですが、比較するとかなり大きい岩ということが伝わりますかね。
登山中は落差の大きい場所がいくつかありました。滑落には十分注意した方が良いです。あと手袋はあった方が良いですね。
写真にはないのですが一箇所難所があり、そこでかなり渋滞していました。
GW中ということもあったのだと思いますが、朝6時から登り始めていてもこの渋滞であれば、時間がたつともっと渋滞していたのではないかと思います。
8合目まで来ました。大分登ってきたなと感じます。8合目を過ぎるとロープウェイの山上駅と御在所岳山頂への分かれ道がありますが、どちらから行っても御在所岳山頂に続いています。
私はロープウェイの方に向かいました。
途中、見晴台があり、釜ヶ岳と伊勢湾が一望できます。晴れてて良かった(^^
御在所岳山上公園案内図には現在地と各所について記載されていました。
リフト乗り場付近と山頂にもトイレがあるみたいですね。
ここからは『御在所岳山頂』をひたすら目指しましょう。
御在所岳山頂までは遊歩道で行くか、スキー場のゲレンデを通っていくか、リフトで行くか、複数の行き方がありました。せっかくなので、行きか帰りはスキー場のゲレンデを通ってみてはどうでしょうか。
私は行きは遊歩道、帰りはゲレンデを歩いてきました。
山頂に到着です。山頂は三重県と滋賀県の境目になっているんですね。
見晴らしも良く最高です。晴れてて良かった(2回目w)
山頂~駐車場
帰りはゲレンデから帰りました。スキー場には冬しか来ないので、雪のないゲレンデを歩くのは何とも新鮮な感じがしました。(^^
帰りは裏登山道を使って国見峠を目指します。その後は湯の山温泉を目指して進みます。
国見峠には大きな看板があるので、迷うことはありません。後はひたすら湯の山温泉を目指します。
山道は大きな岩がゴロゴロしていてかなり歩きにくいです。ところどころ段差の大きいところもあり、ストックは使用しない方が良い場所もありました。こちらも手袋はあった方が良いですね。
下山ルートで一箇所迷うところがあったのですが、ルートとしては、写真の建造物のパイプの下を通って進んで行くのが正解でした。
増水していると通れるんですかね?
建造物を過ぎると写真のような道を進んで行きます。道路に出る手前に湯の山温泉への看板があるので、ここからまた山道に入っていきます。
蒼滝に続く道があったので、せっかくなので蒼滝も見ていきました。結構な階段を下りていくと蒼滝があります。
落差が50mある滝で、下から見あげると気持ちが良かったです。写真では伝わりづらいですね。w
是非直接見てみてください。
蒼滝を見た後は来た道を戻って御在所ロープウェイを目指します。
ロープウェイまで来たら、朝来た道を戻っていけば、駐車場に行くことができます。
御在所岳に登ってみて
距離の割には時間がかかっているのは、全体的に岩場が多く、歩き辛かったためかなと思います。あと渋滞もありましたし。
場所によってはストックがあると邪魔になるポイントもあり、手袋は必須ですね。
足元も悪く、滑落する危険もあったり、歩く時間が長いので中級者向きの山かなと思います。
ただ、ロープウェイも通っているので、体力面に自信がなくても帰りはロープウェイを利用することができ安心ですね。
なお、登山中、結構な軽装(ショルダーバックと普通のスポーツシューズ等)で登っている人と何人かすれ違いました。
片道早くても2時間位はかかるので、軽装ではちょっと危ないな~と思っていました。ちゃんとした装備が必要な山なので、軽装ではなく準備して行ってほしいですね。
それでは登山を楽しみましょう!!
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